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NEX-5の標準ズームを(画像補正の力で)ツァイスレンズに!

Twiss_tyousei

先週、ディスタゴンの35mmとNEX-5の標準ズームである「E18-55mm F3.5-5.6 OSS」の解像力を比べてみました。違いが明瞭に出ておもしろかったんですが、「じゃあ標準ズームレンズは画像補正の力でどこまでツァイスに近づけるのか?」ということを考えていたら、なんだか無性に気になってきたのでおもしろ半分でやってみました。使用したソフトは、NEX-5に付属の「PMB」。右の画像がソレです。付属ソフトなのでどなたでもお試しいただけます。

まずは先週の画像の比較。先週掲載したものと同じものですがちょっと縮小しています。原寸サイズはいずれもっと↓のほうに出てきます。


※ いずれも「NEX-5」で絞り優先モード(F5.6)、ISO400で撮影。「Distagon T* 35mm F1.4」はマウントアダプターを介して装着。+0.7補正をし、さらにRAW現像ソフトで+1.0補正を行なって出力したもの。

Twiss_tyousei_2_5

まずパッと見てシャープネスが足りていないので、ディスタゴンで撮った画像と見比べながらシャープネスを上げていきます。「+25」くらいでだいぶビシッとしてきました。

次にコントラスト。ツァイスのレンズは総じてコントラストが高いので、ツァイス風にするのであればこれは必須なんですが、コントラストを直接上げるのではなく、“明るさ”項目の“暗い部分”を下げました。これが「-5」。そして“明るさ”項目の“全体”を「-20」に設定しました。右の調整項目の画像を見てもらったほうが早いですね。ということで、まとめると以下のような調整内容になります。

・シャープネス +25
・明るさ(全体) -20
・明るさ(暗い部分) -5

色の調整もある程度やってみようとして彩度をいじったりもしたんですが、いかんせんサンプルがエスパルスのユニフォーム。オレンジ色しかありません(なぜそれを選んだのか)。なので今回は上の3項目の調整にしておきました。気になる結果は下に。


D35_kaizouryoku_2_2

18_55_kaizouryoku_hosei_2

18_55_kaizouryoku_2_2

E18-55がツァイスになった! ツァイスになったよ!

ちょっとはしゃぎましたが、細部の表現とかはかなり近づいた、というかパッと見じゃわからないんじゃないかと思います。ただ、シャツの生地の部分なんかはレンズの解像力の違いがわかります。これは補正しようにも補正できない部分。レンズの解像力の違いというのは、イメージセンサーがどれだけ細かな部分までデータを取り込めたか、という事につながるので、解像力が足りないレンズではそもそもデータがないんです。とはいえ、等倍で目を凝らさないとわからないレベルなので、悪くないんじゃないかなーと思いました。

こういうのを見ると、レンズはそこそこの性能で、カメラ内部で画像処理(シャープネスやコントラストのほかにレンズ特有の歪みを補正したり)をかけてから出力する、という手法がどんどん進んできているのもわかるような気がしますね。画像処理の力というのは大きいです。ただ、それだとロマンもへったくれもないので、オールドレンズ愛好者としてはあんまり乗り気にはなれないわけですけどね。

でも、NEX-5やNEX-3の標準ズーム(パンケーキレンズは売っちゃったので検証できず)で撮った画像がカール・ツァイスレンズで撮ったものに“似た”ものにできるというのは、それはそれで楽しい。補正の手間はかかるけども。

(2011.04.17)

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