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NEX-5/NEX-3で味わうスイングパノラマの愉悦と悲劇

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SONY NEX-5、Contax Distagon T* 35mm f1.4(Y/C Mount adapter)

スイングパノラマは、“サイバーショット”「DSC-HX1」や「DSC-WX1」から搭載されたソニー独自のパノラマ写真撮影モードです。シャッターボタンを押しながらスイングするように横方向または縦方向にカメラを動かすと、その間、連続してシャッターが切られ、撮影後にカメラ内で写真をつなぎ合わせる処理が行なわれて一枚のパノラマ写真を作り上げる機能です。複数枚の写真をつなぎあわせる事はデジタルカメラ初期からアプリケーションソフトなどでありましたが、スイングパノラマは、そのつなぎあわせ処理が高精度で、なおかつ処理速度が速いことから、ある意味実験的な機能ながら十二分に楽しめる撮影機能として、いまやソニーのカメラではおなじみとなっています。一眼カメラではNEX-5/NEX-3が初めて搭載し、その後一眼レフカメラの「α55」「α33」にも搭載されるようになりました。

Panorama_01

“サイバーショット”のスイングパノラマと、NEX-5/NEX-3のスイングパノラマではいくつか違いがあります。まず、撮影時の音。サイバーショットではカシャカシゃカシャというコンパクトカメラっぽい音ですが、NEX-5/NEX-3では実際にシャッターを切っているため、バシバシバシバシという、機関銃のような音がします。初めてこの音を聞いた人は必ず驚き、興味深そうな表情をします。“合コン”や“親戚のあつまり”など、というかその2つを同列に扱うのもどうかと思いますが、そういった場で注目を集めたい場合には、さっとNEX-5/NEX-3を取り出しておもむろにスイングパノラマを使えば、もう勝ったも同然といえます。

そしてもうひとつ、“サイバーショット”とNEX-5/NEX-3の違いは、スイングパノラマで撮った写真にボケの効果を入れやすいことです。スイングパノラマは“パノラマ”と付いているくらいなので、人間の視野角以上の広大な風景を一枚の写真として記録することを目的として作られています。なので、基本的には隅々までピントが合った写真ということを想定した機能です。だがしかし、人間というのはワガママなもので、パンフォーカスでただ広い写真というのは、最初は「キャー何この写真スゴーイ」(合コンで女の子に撮った写真を見せている所を想定)と言ってもらえても、数枚見ると飽きてくるものです。3枚目には「ふ~んコレもすごいね。で、さっきの話だけど、マリコはさぁ(以後他の話に移行)」となります。ワガママですね~。

でも、ボケをうまく使えれば、通常では不可能な広い範囲を抑えつつ、注視点を自分で作り出すことができます。マウントアダプター経由で単焦点レンズを使うと、ボケの効果がより強くなるのでさらに効果的。かなり高度ですが、決まるとかなり爽快です。柔道でいえば背負い投げで一本を取ったような爽快さ。NEX-5/NEX-3を使っているのなら、ついつい忘れがちなスイングパノラマを使ってみてはどうだろう、と思うわけです。

なお、スイングパノラマ撮影時に注意したい点は以下の4つ。
▽動いている被写体は苦手
▽シャッタースピードが1/500秒で固定のためあまり暗い状況では撮影できない
▽撮影前に構図を考えるのが難しい
▽気味悪がられる

368_2「動いている被写体は苦手」というのは具体的には左の写真を見てもらえればわかりますが、スイングパノラマは1/500秒で高速連写した写真を短冊状にしてつなぎあわせています。しかし、速く動いている被写体がいるとつなぎあわせが上手くいかず、ずれた状態で合成されます。

2番目の「暗い状況では撮影できない」は、1/500秒という高速シャッターのため、光が十分にない状況では真っ暗な写真を連続して撮ることになります。真っ暗な写真はつなぎあわせることができないため、スイングしている途中に明るい光があっても、大体の場合は「撮影に失敗しました」という表示が出ます。

3番目の「構図を考えるのが難しい」ですが、普段写真を撮るときにイメージする画角よりもはるかに広い画角で撮れるため、自分が思っていたものと違うものが出来上がることが多いのです。これを避けるためには、撮影前に自分も首をスイングして見ることが大事です。

そして4番目。上で書いたことを実践しながらスイングパノラマで撮影している姿を想像してみてください。首をスイングさせたかと思ったら、機関銃のような音がするカメラを振り回し始めた。周囲がざわつく。「何あの人?」。シェークスピアもびっくりの悲劇です。

また、機関銃のような音をさせながらカメラを覗き込みつつ自分自身がぐるっと回る、という撮り方もあります。いずれにしても、傍から見ている人がどう思うかは想像に難くありません。

まあ、4番目はガッツで克服してもらうとして、スイングパノラマは一発決まったときの喜びが格別です。最近ではスイングパノラマで撮った写真をプリントしてくれるサービスも増えてきました。一覧はこちら。かくいう自分も、その一発を夢見て、スイングパノラマの腕を上げるべく特訓中です。最近ではだいぶ周囲の目も気にならなくなってきました。

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NEX-5とPlanar 50mm F1.4(とスイングパノラマ)

 


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(2011.04.11)

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