祝! パナソニック「DMC-G3」海外発表!
パナソニックの「DMC-G3」(以下G3)が海外で正式に発表されました。ミラーレス一眼カメラがまたひとつ世の中に増えたということで、非常にめでたい。情報自体はかなり前から出ていましたが、本体の写真は直近までリークがなかったので、こうやって本体写真を見るとなんだか余計に格好良く見えます。ちと背が高いかな。前モデルの「G2」も「GH2」も、横幅が広くどっしりとした印象のデザインだったのに比べると、余分な曲線が減ってずいぶんスッキリしたように感じます。悪くないかも。
前モデル「G2」と比べると、かなり小さくなっているようで、ファインダーを搭載するレンズ交換式カメラとしては世界最小とのこと。つまり「NEX-5」よりは大きいということですが、下のG2との比較画像を見ると、かなり小さくなっているのがわかります。特にグリップ部の奥行きが大幅に縮小されています。
G3のプレスリリースをざっと読んだところによると、順当に性能アップを図ってきたようです。以下、特長を箇条書きで書き出してみます。
▽1600万画素の新型LiveMOSセンサーは新型回路によりノイズを66%以上も抑制
▽特に高感度撮影時のS/Nは従来の1210万画素センサーに比べ200%改善(ISO3200で6db、ISO6400で9db)
▽映像処理エンジンは「Venus Engine FHD」
▽毎秒4コマの連写(1600万画素)のほか毎秒20コマの高速連写モードを搭載
▽コントラストAF速度を改善。世界最速クラスの0.1秒(ただし14-140mm使用時)で、ハイエンド一眼レフにも負けない
▽1920x1080、30p/60iのフルHD動画(AVCHD)撮影に対応
感度はISO160から6400まで選択可能になっています。どれだけ高感度時の性能が上がったのか、ここは実写速報を待ちたいところ。また、「GH2」でコントラストAFの速度を改善する、という方向性を打ち出していたものを今回の「G3」でも継続。「GH2」のときは同時に登場した「LUMIX G VARIO HD 14-140mm / F4.0-5.8 ASPH.」と一緒に使ってネ、という雰囲気がありましたが、AFスピードはミラーレス一眼の一番の弱みですので、ここを強化する、という方針は妥当かつ喜ばしいことです。至るところに「World's Fastest」と書いてあるので、よっぽど自信があるんでしょう。非常に楽しみです。
映像処理エンジンには「Venus Engine FHD」を採用。同社のコンパクトカメラ「DMC-LX5」に採用されているものと同じかもしれません。「G3」の写真をよく見てみると、グリップのデザインも「LX5」と似ています。ちなみに「LX5」は右の写真。なんとなく似ています。
あとは、本体色は黒、白、赤、茶ですよー、だったり、液晶はフリーアングルですよー、だったり、ライブビューファインダーは引き続き搭載してますよー、だったり、“Photo Style”と“Creative Control”が新しくなりましたよー、といったところです。「G2」がどうでもいいタッチパネル押しだったことを考えると、今回の「G3」はかなり正統派。「どうだ!」と言わんばかりの性能面での訴求が多いので、使用レポートが上がってくるのが楽しみですね。
そして気になるお値段ですが、米Amazon.comではボディ単体が599ドル、14-42レンズとのセットが699ドルで予約が開始されています。円高の今、1ドル80円換算で計算すると、ボディ単体が4万8000円。。。「GH2」よりも全然安いのだが! 松下、本気ですね。書いているだけで、だんだん欲しくなってきました。
(2011.05.12)
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