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Ai Nikkor 35mm F2S(1) 無骨なまでのシャープネス

132中古市場では程度によって1万5000円~2万5000円で取引されているニコンの銘レンズです。Ai-S 35mm F2とも呼ばれます。ニコンの35mm F2は約40年間、ほぼ光学設計が変わらなかったという話。そんなレンズがミラーレス一眼でも上質な写りを提供してくれるわけですから、おじさんである私がいい年して思わず感傷に浸ってしまうのも無理もない話です。


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SONY NEX-5、Nikon Ai Nikkor 35mm F2S(F Mount adapter)

というわけで、NEX-5にFマウントアダプターを使ってAi-S 35mm F2を装着して撮ったカットが上です。ここのところ35mmの明るいレンズをいろいろと試しているんですが、このAi-s 35mm F2はとりわけシャープネスがすごい。Distagon 35mm F1.4と比べても違いがわかりません。もう一本、キヤノンの「FD 35mm F2 S.S.C.」とも比べてみましたが、FD 35mmは上記2つに比べると開放絞りでのシャープネスは一歩譲る印象。比較画像も残してあるんですがいかんせん時間がないため、いずれ記事化します。

上の写真は絞り開放で撮影したもの。無補正です。コントラストを強調した写真では明快なコントラストになり、青空を撮ると優しい水色になる、なかなか懐の深いレンズです。ニコンの35mmのMFレンズには上にはF1.4という現役選手がいますが、あちらは開放での写りがホワーッとしていてF2以降の写りとまったく違うという面白いレンズ。このAi-S 35mm F2は開放からしっかりシャープで正統派という趣です。だてに40年も現役を張っていません。衣笠や村田兆治でも40年はムリです。そんなのあぶさんくらいです。

Ais35f2_bokeh

なんだか褒めちぎっていますが、開放絞りでは条件が重なるとボケがうるさく感じることもあります。

右は開放F2で子どもを撮ったときの背景です。子どもの全身が写るくらいの距離にピントを合わせ、背景に線の多いものを入れるとこういうボケが必ず出ます。気にならないときは全然気にならないけども、一回気になるとそこばっかり見てしまうというボケです。ただ、一段絞るだけでボケの輪郭はずいぶん穏やかになります。

正論で言えば、こういう状況ではこういうボケになることがわかってるんだから、一段絞ればいいだけ、という話です。しかし、なまじ開放からすばらしくシャープなだけに、ついF2を使う事が多く、撮ったあとに「ああ、こういう性格だった」と思い出すことが多いのが困りものです。ちゃんと絞りは確認して撮れよ、というレンズからの叱責なのでしょう。

(2011.06.18)

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