Flektogon 35mm f/2.4(3) 寄って良し、離れて良し
このところ、35mmのレンズが増え続けていています。
NEXシリーズにマウントアダプターを介して取り付けると52.5mm相当と、ほぼど真ん中の標準レンズになることもあり、特にカメラを持ってふらっと出かける(“徘徊”とも言う)ときに、ちょうどよいのです。
逆に子どもを撮るときには35mmはあまり使わず、28mmかそれよりも広角のレンズで撮ることが多いです。それというのも、子どもを撮るときは相手に近づいて話しながら撮ることが多く、35mm(=52.5mm)だと微妙な距離感になってしまうため。少し離れた距離から撮ろうとすると、子どもの興味がこちらに向かず、盗撮のような写真ばかりになってしまうのです。ズームレンズを使わずに単焦点のみで撮り続けていると、いろんな発見があるものだなあ、と今更ながら思います。
まあ、子どもの年齢にもよりますし、子どもの性格によっても変わる話でしょう。うちは男ばかりですが、娘さんがいるご家庭では、逆にちょっと長めの焦点距離のほうが良い場合があるかもしれません、なんとなく。
以上、おっさんの世間話コーナーでした。
そういえば、今回はセルビアからやってきた我が家のFlektogon 35mm f/2.4の話を書こうとしたんだった。そうだった。
前回は相当に寄れるおもしろレンズであるということを載せましたが、このレンズの本質は本当はそこではありません。もちろん“寄れる”というのはとても大きな特長のひとつではありますが、普通にスナップ撮影をしても、色乗りがよくコントラストがパキッとしているため、万人に好まれやすい仕上がりになります。35mmレンズとしては開放がF2.4からということでそんなに明るくはないですが、そこでそんなにムリをしていないためか、シャープネスも非常に気持ちのよいもの。このレンズのためにM42マウントアダプターを買ったとしても十分ペイする、そんな気がします。
↓の写真は新橋のガード下ですが、心なしかヨーロピアンな印象。懐が深いレンズですね。良いことばっかり書いてしまって何だかジャパネットの社長になった気分ですが、寄って良し、離れて良しの、非常に便利なレンズと言えましょう。
(2011.07.23)
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