「OLYMPUS Viewer 2」で全アートフィルターを適用してみた
8月23日に「OLYMPUS Viewer 2」がアップデートされ( Version 1.21)、これまで開発されたすべてのアートフィルターが「OLYMPUS Viewer 2」のRAW現像ウインドウで効果を追加することができるようになりました。こちらがRAW現像アートフィルター / エフェクト対応表です。
オリンパスのアートフィルターはRAWファイルにも適用できるのが良いところですが、旧機種、たとえばE-PL1では“ドラマチックトーン”が載っておらず、逆にE-PL3には“ジェントルセピア”が載っていない、ということがありました。ユーザーからの熱い要望を受けてようやくオリンパスが重い腰を上げた、ということになります。ちと遅い対応でしたが、対応が施されたことは素晴らしいことですね。やればできる子だなオリンパスは!(なぜか上から目線)。というわけで、どういうわけかアップデートから一ヶ月以上経ったこの時期に、その効果のほどを羅列してみました。
左がアートフィルターの効果を付ける前の元画像です。カメラはE-PL3、レンズはLマウントアダプター+MマウントアダプターでSuper Wide Heliar 15mm F4.5 Aspherical を装着して撮影したものです。このSuper Wide Heliar 15mmはGホロゴン16mmが高くて買えないので代わりに購入したレンズですが、NEXに付ければ22.5mm相当の歪みゼロ(しかしパースはすごい)超広角レンズになり、マイクロフォーサーズに付けるとパースは控えめになって被写界深度の深い30mm相当になる、なかなか使い手のあるレンズです。
正直、マイクロフォーサーズに装着して15mmが30mmになっても全然おもしろくない、と思っていましたが、たとえば至近距離から人の集まりを撮るとき、被写界深度がかなり深い(ピントが合う奥行きが広い)ので全員にピントが合う、というコンパクトデジカメ的な使い方ができます。しかも異常にコントラストが高く、超広角らしいパースもほんのり残るという、やたらと個性的な写りになるので気に入ってしまいました。それはいいとして、下が「OLYMPUS Viewer 2」で現像したアートフィルター10種です。
ファンタジックフォーカス | ポップアート | デイドリーム |
ライトトーン | トイフォト | ラフモノクローム |
ジオラマ | クロスプロセス | ジェントルセピア |
ドラマチックトーン | ||
こうやって並べてみると、いかに“ドラマチックトーン”が特殊かつ独特なピクチャーエフェクトであるかがわかります。休日のお昼が悪魔降臨の図みたいになってますしね。
(2011.09.27)
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