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Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA(1) 困ったときに助けてくれるレンズ

Sel24f18z

「Sonnar T* E 24mm F1.8」こと「SEL24F18Z」、昨年12月にソニーストアで予約が開始されたと同時にボタンを押したアレです。結論から言うと、その後、2ヶ月経った現時点までソニーストアから「在庫入ったよ」という連絡は来ませんでした。ソニーストアではまだ一本も売ってないんじゃないか、そんな気すらします。

さすがに痺れをきらし、他のお店を物色したわけですが、いやいや、このレンズは本当に品薄ですね。タイの洪水の影響をもろに受けているのか、大体のお店が「入荷待ち」。先月ようやく見つけて購入したという次第。

どれだけの入荷頻度なんだろうと、購入後にフジヤカメラの商品ページをずっと見てたんですが、週のなかばに入荷したかと思ったら入荷した翌日には「品切れ」という表示。まるで職人が日に数個しか作らない伝統工芸品のような品薄ぶり。

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Sony NEX-5N、Sonnar T* E 24mm F1.8

こんなに入手するのに時間がかかるんだったら、ソニーストアじゃなくて最初からアマゾンなりヨドバシなりで予約しておけばよかったわい、そんな愚痴のひとつも叩きつつ、このレンズはとにかく「便利」。このひと言に尽きます。コントラストが高く濃淡が気持ちのよいツァイスらしい写りで開放からシャープという優れた描写も特長ですが、そういった部分は別のツァイスのレンズ(もしくは優れた単焦点レンズ。もちろんマウントアダプター経由で装着する前提)でも得られることだったりします。

特にマウントアダプタージャンキーの皆様方におかれましてはツァイスの写りに対してある程度馴染みがあるでしょうから、写りが素晴らしい、とか、NEXのセンサー性能を引き出してくれるレンズがやっと出たか、という思いはあっても、このレンズの描写は今まで見たことないくらいすごい、という感想はあまり出ないものと思われます。もちろん、他のEマウント純正レンズと比べたら違いは歴然としているのは言うまでもありません。ただ、このレンズはその写りが“AF”で得られる、ということが最大の違い/利点だと思うわけです。

ちょろちょろと不規則に飛び回る小さな子どもが主要な被写体である自分のような人間にとって、顔認識で被写体をとらえたあとずーっとAFが追従してくれるような便利な機能は、神の恵みのようなもの。しかもNEX-5Nの場合、液晶がタッチパネルなので、画面に映っている顔を指でちょんと叩いておくだけで比較的しっかりとピントが追従されるという、夢みたいにお手軽なフォーカス操作が可能なのです。

話は脱線しますが、NEX-5Nのタッチパネルは、マウントアダプターでMF操作をしているときにも威力を発揮します。むしろそっちのほうがより効果が高い。撮影時に拡大したい部分をタッチするだけで瞬時に拡大表示されるため、ピントを合わせたい部分がたとえば画面の端にあったとしても、わざわざ方向キーで操作する必要がありません。↓の画像はDMF機能ですが、イメージとしては同じで、画面の一部分をタッチするとそこが拡大されます。

Kakudai

これにピント位置をハイライト表示するピーキング機能が合わさると、はっきりいってAFが必要なシチュエーションというのは本当に限られてきます。おじさんがこんなに長々と訴えたくなるくらい便利だ、ということがわかってもらえるでしょうか。ミラーレス機+マウントアダプターでMFを使い込んだ人ほど、この熱い気持ちをわかってくれるのではないかと思います。

まあ、それほどMF操作が便利なNEX-5Nでも、子どもを撮るときには“顔認識+AFレンズ”のほうが「撮影者への負担の少なさ」という点で勝ります。個人的に「Sonnar T* E 24mm F1.8」の最大の価値はその部分に見出しているわけです。MFで子どもを撮ることが不可能というわけではありません。ただAFのほうが圧倒的にラクなので、「重い荷物を両手に抱えていたり、むずがる子どもを抱きかかえてへとへとになったとき、ゾナーはオレの味方になってくれる」。下手な広告っぽく言うとそんな感じでしょうか。

あと、もちろん動画撮影時にもAFがあるに越したことはありません。別に動画ではMF操作でも事足りることが多かったりしますが、MFですとピント位置を合わせることに意識が集中してしまうので、ちょっと長回しで撮ったりすると「もうフォーカスは機械に任せようや」という気分、つまりラクをしたくなる。そんなときにもやはり“AFのゾナーさん”にお任せできると本当に助かっちゃう。

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Sony NEX-5N、Sonnar T* E 24mm F1.8

ラーメンを目の前にして撮ると写る範囲はこれくらいになります。

さて、ミラーレス機でこのレンズと近いものといえば、マウントは異なりますがマイクロフォーサーズ「LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.」 があります。「E 24mm F1.8 ZA」は実焦点距離が36mm、「G 20mm/F1.7」は実焦点距離40mm。写りはどちらも抜群に良く、さらに「G 20mm/F1.7」は非常にコンパクト。ただフォーカス時の駆動音がやや耳につき、動画撮影時は絞りの動作音が入り込む、という欠点が。一方「E 24mm F1.8 ZA」は挙動は静かですが、大きさは標準キットのズームレンズとタメを張るサイズ。そういう意味では一長一短ですが、NEXシリーズ、特にフルHDを60Pで撮ってしまうような「NEX- 5N」や「NEX-7」の驚異的動画性能を活かすという意味でも「E 24mm F1.8 ZA」は最高のパートナーといえます。

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(2012.02.04)

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