« X-Pro1はやっぱりアレに似ていた。ものすごく | トップページ | X-Pro1にまつわるごく私的な事件簿 »

X-Pro1の困っちゃうところ。そしてそれを克服するまでの感動秘話

Hikaku1_2

↑の画像、わりと気に入ったので「X-Pro1」の記事のときにはしばらく使用することにしました。で、「X-Pro1」ですが、わりとクセがあるというか、尖っているというか、攻略しがいのあるカメラですね。今週は、視度補正レンズを買いに行ったり、メモリーカードを物色したりと、少しずつカスタマイズを進めているところです。

特にメモリーカードについては結構悩まされていて、撮影後「保存中」というお知らせとともに結構な時間を待たされることが多い。それというのも「X-Pro1」ちゃんたら、ブラケティング機能がやたらと充実しているからなんです。あんさん、そらカメラにバカにされとるわ。何っ!おもてへ出やがれちきしょうめ! みたいな一人芝居をひと通りやった後でも、まだメモリーカードに記録している最中だったりします。

というわけで、今回は高速なメモリーカードの必要性について鈍く切り込んでいます。

S0820239

FUJIFILM X-Pro1、XF18mmF2R

「X-Pro1」は、とにかくデータ食い虫です。一眼レフカメラと同じ感覚で連写をしたり、ちょっとブラケティングで遊ぼうとすると、すぐに「保存中」の表示が! ガッデエム! いや、遊べる機能が多いのはうれしいんですよ。「ISO感度ブラケティング」なんて最高に実用的ですし、「フィルムシミュレーションブラケティング」も非常に趣き深い機能です。個人的には「フィルムシミュレーション」は“PRO Neg. Hi”がお気に入りですが、シャッター一発で他に2種類の「フィルムシミュレーション」を記録してくれるっていうんなら、あたしゃやぶさかじゃない。

しかし、調子にのってガンガン使っていると、最近は久しくお目にかかることがなかった「SDカードに記録中のため今撮った画像が再生できない」という罰を受けます。そりゃないぜ。

Sdhcsandeisk

そんなわけで←のバカでかい画像のメモリーカードをアマゾンで購入しました。画像がバカでかいだけで、容量が巨大なわけではありません。容量は記載されているとおりフツーに16GBです。サンディスクの「Extreme Pro」。書き込み90MB/秒、読み出し95MB/秒という触れ込みのUHS-I規格対応カードです。

「X-Pro1」はUHS-I規格に対応していることを富士フイルムが誇らしげに喧伝しており、実際グッジョブなわけですが、ソニーの「NEX-5」や「5N」を使用していて「書き込みが遅いな」と感じたことは一度もないので、逆にそっちのほうが優れているような気もします。

いずれにしても瞬時に巨大なデータを生み出してしまう「X-Pro1」には高速なメモリーカードが不可欠だと、身をもって体感したワタクシ。ちょうどASCII.jpにもSDカードの転送速度について興味深い記事がありました。ただ、この記事ではUHS-Iに対応していない「NEX-3」で書き込み速度計測をしているため、あまり意味がありません。

「もう! しかたないわねぇ」、という事で、購入したメモリーカードを思いつきで計測してみました。比較したのは↓の2つの記録メディア。ざっくりした比較なので、過度な期待は禁物です。

●トランセンド製 SDHCカード Class10 8GB

●サンディスク製 SDHC UHS-Iカード Class10 95MB/s Extreme Proシリーズ 16GB

使用したカメラはもちろん、富士フイルム「X-Pro1」。トランセンドのSDHCカードは、安いわりにクラス最高レベルの速度を誇る、コストパフォーマンスに優れた製品。かたやサンディスクのExtreme ProはUHS-Iに対応。さて。

ISO感度ブラケティングで記録速度を計測

「X-Pro1」で「ISO感度ブラケティング」で撮影。一度のシャッターで、ISO感度の異なる3枚の画像を生成、記録するモードです。保存形式はRAW+JPEG(FINE:最高画質)とし、恐らく瞬間的な負荷としてはもっとも大きいと思われる状況で計測しました。

トランセンドのクラス10のSDHCカー ド(8GB)で使用したとき、「X-Pro1」の「保存中」というメッセージが消えるまでに約5秒弱かかります。厳密に計りました。「約」って言っておいてどこが厳密なんだよ、と感じられた方、鋭いですね。

いっぽう、SanDiskのExtreme Pro SDHCカード(16GB)を使用すると、「保存中」というメッセージが消えるのが約3秒強に短縮されます。トランセンドのSDHCカードと比べて大体1.5秒から2秒ちかく、Extreme Pro SDHCカードのほうが早く記録が終了します。確実に体感できる差です。まとめると↓のようになります。

【トランセンド製SDHCカード】

約5秒弱

【サンディスク製SDHC UHS-Iカード】

約3秒強

特にまとめる必要はなかった、というのは書いたあとに気づいたことです。

連写モードで記録速度を計測

連写撮影時の記録速度も計ってみました。毎秒6コマの連写モードで、一連の連写が終わるまでに撮影できた枚数と、その枚数(RAW+JPEGなので実際の枚数としては×2)がメモリーカードにすべて記録されるまでの時間を計測しました。結果は↓。

【トランセンド製SDHCカード】

連続撮影枚数13枚 / すべての記録が完了するまでに約45秒

【サンディスク製SDHC UHS-Iカード】

連続撮影枚数13枚 / すべての記録が完了するまでに約20秒

うん、すばらしいですね。連続撮影枚数がどちらも同じなのは、「X-Pro1」のバッファーメモリーがこれだけの記録容量だということだと思われます。ちなみに連写としては12枚が連続してシャッターが切られ、最後におならのように1枚記録される、という状態でした。「X-Pro1」はコマンドダイヤルの左側にあるインジケーターランプでメモリーカードへの記録状況を表していて、橙色が付きっぱなしのときは撮影が不可能。橙色と緑の交互点滅時は撮影はできるものの再生が不可能となります。↑の「すべての記録が完了するまで」とある時間は、この橙色と緑色の点滅が完了するまでの時間となります。

というわけでメモリーカード買い替えの結果としては、効果てきめん、と言ってよいレベルでした。トランセンドのSDHCカードは、32GBが3,000円程度。かたやExtreme Proは最安値レベルの英語パッケージでも9,600円と3倍近いお値段。それでも「X-Pro1」で使用するにはExtreme Proが良い。肴はあぶったイカでいい。撮ったあとのストレスが違います。「なんか待たされるなあ」と思ったらメモリーカードの買い替えどきといえるでしょう。

◆ SanDisk SDHC UHS-Iカード 95MB/s Extreme Proシリーズ 8GB SDSDXPA-008G-X46 (英語パッケージ) : 2,769円 - Amazon.co.jp

◆ SanDisk SDHC UHS-Iカード 95MB/s Extreme Proシリーズ 16GB SDSDXPA-016G-X46 (英語パッケージ) : 4,900円 - Amazon.co.jp

◆ SanDisk SDHC UHS-Iカード 95MB/s Extreme Proシリーズ 32GB SDSDXPA-032G-X46 (英語パッケージ) : 9,600円 - Amazon.co.jp

ちなみに日本向けパッケージはこちらですが、16GBが9,072円となっています。英語パッケージがなぜこんなに安いのかは不明。

(2012.02.25)

|

ミラーレス一眼の記事」カテゴリの記事

X-Pro1」カテゴリの記事

« X-Pro1はやっぱりアレに似ていた。ものすごく | トップページ | X-Pro1にまつわるごく私的な事件簿 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16240/54066915

この記事へのトラックバック一覧です: X-Pro1の困っちゃうところ。そしてそれを克服するまでの感動秘話:

« X-Pro1はやっぱりアレに似ていた。ものすごく | トップページ | X-Pro1にまつわるごく私的な事件簿 »