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『NEX-5R』の米国モデルを購入してみた

5r_1_2

今年の8月末に海外で発表され、10月半ばには海外で発売され、なのに日本ではいまだに発売どころか製品の発表すらされていないソニーの『NEX-5R』を米国の通販サイトで購入しました。

いわゆる「待ちきれなかった」というヤツです。

米国では10月19日に発売され、そこからUPSが飛行機を乗り継いで乗り継いで成田に来て税関を通過して、なんやかんやで我が家に届いたのは10月22日でした。そして玄関先で消費税を取られました。カメラ大国の日本はカメラの輸入には関税がかかりませんが、消費税はかかるんですよねえ。これから消費税が上がったら、こういう所でもボディーブローのように効いてきそうです。まあ、輸入することなんてそうそうありませんが。

US版は日本語が言語設定に入っていない

Nojapanese

自分が購入したUSモデルはUS以外での保証は知らん、と明記されています。壊れたときには少し面倒です。また、カメラ 内の表示言語に「日本語」が含まれていません。

日本での発売がまだ決まっていない段階で、海外モデルに日本語を入れるのはどうなの、という判断なのかもしれませんが、このまま地域別のファーム ウェアで更新されていくと我が家の『5R』は未来永劫、日本語が表示されないこと決定です。

中古カメラ屋やヤフオクで将来的に売る可能性がある場合はUS版をわざわざ購入するのは避けたほうが良い、そうなるともし売りたいとなったときは自ずと相手は親などの身内、ということになります。我が家の場合。しかし親に英語表示を見せるとかなりの確率で拒否反応が出てくるはずなので、親にUS版を売る場合はメニュー画面は見せないにこしたことはありません。もしMENUボタンに触ろうとしようものなら「そのボタン、触ると爆発するから気をつけて」もしくは「最近はカメラ業界も英語が公用語みたいでサー。楽天みたいだよねAHAHA」とでも言っておきましょう。

もし、海外モデルを購入する事を思い立つようなことがあれば、↑のような事を踏まえ、何かを諦めたり自分で何とかしたり、という参考になれば幸いです。

期待のAFは・・・レンズのファームウェアアップデートが必要

像面位相差AFとコントラストAFのハイブリッド方式は、Nikon 1を皮切りにキヤノンもEOS Mで搭載してきた期待の新技術ですが、Nikon 1は良いけどEOS MのAFスピードには心底ガッカリした。もう呆れた。そんな声が我が家でもちきりです。では『NEX-5R』の「Fast Hybrid AF」はどうか?

まず「Fast Hybrid AF」に現段階で対応するのが以下の4つのレンズ。

SEL1855

SEL18200

SEL24F18Z

SEL55210

そしてこれらのレンズはファームウェアをVer.2にアップデートしないと、ハイブリッドAFの効果が得られない、という状況です。というわけでUSのサイトでファームウェアver2を探したら、ココにありました。ソニーUSの公式ブログです。

ちなみに、ファームウェアを更新しない状態だと従来のコントラストAFだけで駆動するらしいので、試しに「Fast Hybrid AF」未対応のシグマ「30mm F2.8 EX DN」で『5R』と『5N』で比較してみました。うーん、速くなったような?気が?する、、、かな? 全然変わってないよと言われればそんな気もしました。

対応レンズのファームウェアアップデートをしてみた

1

↑のUSブログからファームウェアアップデータをダウンロードして、いざ実行。すると、なんと→のように日本語で説明が。久々に母国語に出会って涙が出そうです。

あとはもうガイドに従って、カメラのUSB設定をマスストレージに変更し、USBケーブルでパソコンとつなぐ。このときにアップデートしたいレンズをカメラに装着しておく。注意点としてはそのくらいです。あとはファームウェアが転送され、『5R』内で実行されるのを待つだけ。

今、自分の手元には「Fast Hybrid AF」に対応するレンズが「SEL1855」だけしかなかったので、まずはこの標準ズームをアップデートしてみました。一番単価が安いから、という背景もあります。これがゾナーの24mmとかだと、ちょっとためらいますね。いや、ゾナーだったらおとなしく日本語版のアップデーターを待ってた。間違いなく。

Ver2

でも、結果的には何の問題もなく、バージョンアップが完了しました。

ハイブリッドAFに対する率直な感想

さて、『NEX-5』および『NEX-5N』が比較的のんびりAFだったので、初代から2年が経過した『5R』ではもっとビシッと、そしてズバッとピントが合ってくれるんじゃないかというイメージを購入前は持っていましたが、レンズのアップデートが終わり「Fast Hybrid AF」の効果を目の当たりにした感想は、率直に言ってしまうと「うん、いいんじゃない」。ただし驚きは少なめ。ゴルフで言えばパー。

たとえばオリンパスのOM-DやE-PL5に最新レンズを組み合わせた場合と比べると、のんびり感を感じるのは確かです。オリンパスの最新機種はセンサーの読み出しが240fpsと謳うだけあってすべての動作が速く、たとえばAFが迷ったときでもその修正も猛烈に速いのが気持ちの良いところ。『5R』ではそう いった「力ずくでもAFを合わせてやるぜ、光の速さでな」的な速さはあまり体感できません。

しかし、『5』や『5N』比では違いが体感できます。合焦するまでの最後の瞬間が速いというか、「ええい、もうココに決めた!」みたいな最後のひと伸びというか、何言ってるか全然わかりませんが、「あ、もう合焦した」的な感覚が得られます。あと、何気に精度が上がっているような気がする。精度についてはもう少し使い込んでみないとなんともいえませんが、スピードと同時に精度が上がってるとしたら、むしろそっちのほうがうれしいかもしれません。使用してみて一番イメージに近かったのが、OM-Dに20mm F1.7を付けたときの使用感。20mm F1.7は少し古いレンズなので、OM-Dに装着するとカメラ側の爆速ぶりに付いていけずにちょっとだけAFが待たされるのですが、なんとなくそれが一番近い印象でした。

まあそもそも『5N』のAFも致命的なほど実用に困っていたわけではないので、『5R』でAFスピードが改善されたというのは喜ばしいことなんですが、ソニーのNEX-5シリーズには、その辺りもうちょっと頑張ってほしかったなあ、バカみたいに速いAFで業界最速を狙ってほしかったなあというのが正直なところ。いや、これからファームウェアアップデートで冗談みたいにAFのレスポンスが上がるかもしれない!きっとそうだ!そうに決まってる!もしくは新レンズで。

「Fast Hybrid AF」が一定の効果を得られることがわかったので、次はコンティニュアスAFによる動体撮影を試してみる予定です。

(2012.10.27)

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コメント

もしよろしければ教えていただきたいのですが、
その後、米国版NEX-5Rに日本版のファームウェアを
適用することを試されてていらっしゃいますでしょうか?

他国購入したカメラを日本語化できるかとても興味があり、質問させて頂きました。
お忙しいところ恐縮ですが、お返事などいただけると幸いにございます。

投稿: やすし | 2013.04.23 10:28

>やすしさん

コメントありがとうございます。
実は日本語版のファームウェアを待たずして米国版のNEX-5Rは売ってしまったため、日本語化できるかどうかがわかりません。
自分もその点(日本語化が可能か否か)は気になっていたのですが、つい金策に走ってしまいました。

投稿: セギ | 2013.05.03 00:00

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