ミラーレス一眼とマウントアダプター

2012.03.10

KIPONがX-Pro1向けに大量のマウントアダプター投入を告知

Fxcgadapter

いまや世界に名だたるマウントアダプターディベロッパーとなったKIPONが、「X-Pro1」向けにマウントアダプターを投入する事を正式にリリースしました。さすが、フットワークが軽いですね!

飛び先に上がっている写真は以下の4種。

・ライカMマウントレンズ⇔Xマウント

・コンタックスGレンズ⇔Xマウント

・ニコンFマウントレンズ⇔Xマウント

・ライカLマウントレンズ⇔Xマウント

ライカMマウントのアダプターは富士フイルム自身が投入を告知していますが、注目したいのは右にも写真を載せているコンタックスGマウントアダプター。Biogon 28mm F2.8が「X-Pro1」にしっかり装着されています。第一弾にコンタックスGを持ってくるなんて、さすがKIPON、わかってる。この写真を見る限り、マウントアダプターの形状は、Eマウント向けやマイクロフォーサーズ向けのマウントアダプターから大きな変更点はなさそう。

X-Pro1はNEXシリーズやGXRのようにMF時のアシスト機能が充実しているわけではなく、選択部分の拡大表示しか持たないため、マウントアダプター&オールドレンズが使いやすいかどうかは未知数ですが、とりあえず選択肢が増えたということは良いことです。

ちなみにeBayでは早速上記マウントアダプターのうち、MマウントとコンタックスGマウントが販売されています。お値段はそれぞれ67.99ドルと100ドル。

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2012.01.18

Metabonesがついに絞り調整が可能なNEX用EFマウントアダプターを!

Canonef_emount_06

Metabonesといえば、CONTAX G⇔NEXマウントアダプターのように、他とは違うオリジナリティをマウントアダプター界に吹き込んでいるナイスなディベロッパーですが、そのMetabonesが、電子接点の付いたEFマウントアダプター(ソニーEマウント向け)を発売しています。

キヤノンEFマウントは完全電子化マウントのため、従来のEFマウントアダプターはレンズを装着できるだけ、もしくは一歩進んでマウントアダプター側に絞り機構を備える(ただし厳密な絞り値を設定できるわけではなく、1,2,3,4・・・という具合にマウントアダプター側に目安となる数値が振られているのみ)ものしかありませんでしたが、Metabonesの新型マウントアダプターは

「露出モードがP(プログラムオート)、S(シャッタースピード優先)の際にはカメラが自動で絞りを調整します。A(絞り優先)、M(マニュアル)時はカメラ本体側で絞りを設定する事が可能です」(適当訳)。

つまり絞りに関してはEOS使用時とほぼ同等の機能が得られる、とのこと。また、

「電源はカメラ側から給電されます」⇒マウントアダプター側に電源を持つ必要なし
「手ブレ補正(IS)にも対応します」
「EXIF情報に絞り値が記載されます」

などなど、Metabones公式サイトの説明を読む限りでは、冗談かと思うほど電子化されたEFマウントのエミュレートを実現しています。大きく異なるのはオートフォーカスが効かないことくらいでしょうか。右上の写真でも、10個の電子接点が輝いているのが見えます。↓はNEX装着時のカット。

Canonef_emount_08

すでにMetabonesの公式サイトのほか、eBayでも販売が開始されており、お値段は399ドル。3万円強といったところです。また、Metabones製品はアマゾンジャパンでも販売されているので、近いうちにこのEFマウントアダプターもAmazonのラインアップに加わってくる可能性はあります。

価格的に言えば、Eマウント向けのマウントアダプターとしてはソニー純正の「LA-EA2」と双璧。ただし「LA-EA2」はオートフォーカスが超速で動作しますので、機能的にはちょっと上回っていますが、キヤノンのバリバリ現行マウントであるEFマウントのレンズが使用できるというのは他に換え難いメリットでしょう。

自分も即購入、といきたいところでしたが、EFレンズをすべて売り払ってしまって手元にはシグマの標準ズームしか残っていないため、この素晴らしいマウントアダプターの恩恵には預かれそうにありません。購入するぜ(もしくはもう購入した)、という漢らしい方々のレポートを待ちたいですね!
 

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2011.11.25

Biogon T* 21mm F2.8(1) 広角レンズでたまに起こる問題

Biogon21mm

最近はLA-EA2とNEX-5Nの組み合わせが多かったので、NEX-5をひさしぶりに持ち出してみました。NEX-5はほとんどMFレンズ専用と化しており、付けるレンズも大体決まっていますが、定番のひとつ、コンタックスGレンズの「Biogon 21mm F2.8」をMetabonesマウントアダプターに装着して持ち出しました。

Biogon 21mm F2.8は、周辺光量がストーンと落ち、しかも絞っても完全には解消されないということで、好みが分かれるところだと思いますが、オールドレンズを集めているとだんだん、広角レンズなら周辺は落ちて当たり前、という考え方になっていきます。近頃はレンズの進歩と補正によって、周辺までくっきりバッチリ写るのが当たり前ですが、ちょっとひと息入れて、そんなに目くじら立てて周辺の画質を見なくてもいいんじゃないかな、と思ったりするのはもう良い年したおっさんだからでしょうか。

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