Yashica ML 21mm F3.5

2011.05.29

NEX-5とYashica ML 21mm F3.5(4) 光によっていろんな顔を見せる

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SONY NEX-5、Yashica ML 21mm f3.5(Y/C Mount adapter)

「ヤシカ/コンタックスマウント」とマウント名にも名を連ねるヤシカの銘レンズ、「ML 21mm F3.5」の続きです。夕方にふと立ち寄ったショッピングモールで撮った一枚ですが、こんなに夕方だったっけ? と思うような黄色成分の強い写真になりました。なんだか昭和っぽくすら感じます。しかしこのレンズ、昭和調子一辺倒というわけではなく、光線によっていろんな顔を見せます。


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SONY NEX-5、Yashica ML 21mm f3.5(Y/C Mount adapter)

14時ごろに陽の当たっている足元を撮ったもの。タンポポの綿毛を見せたいのかコンクリートから飛び出す木の根っこを見せたいのかよくわからない写真になっていますが、上の夕方の写真と比べて随分とすっきりとした色になりました。実際はもう少し温調だったような気がしますが、色としてはこちらのほうが好きなので◎。


また、このレンズは動画撮影にも適しています。特に子どもを撮るときに。被写界深度が深いので、センチ単位でのマニュアルフォーカシングがいらず、ざっくりと撮っておけるのがいいところ。子どもの動きは予測がつかないので、これくらいマージンがないとなかなか追いきれません。「Planar 50mm F1.4」の開放から2段くらいまでで動画なんて撮ろうものなら、10秒中9.5秒はピントが合っていないなんてことはザラです。

この記事の本題とは全然関係ない動画の話をもう一歩踏み込んですると、ミラーレス一眼とMF(マニュアルフォーカス)レンズの組み合わせの長所のひとつとして、動画撮影中でも絞りを変更できることが挙げられます。NEX-5/NEX-3もそうですが、一度動画撮影を始めると絞りはもう変更できない、という仕様が多数派。しかし、レンズの絞りリングで調整するMFレンズであれば好きなように絞りを変更でき、動画撮影中でも被写界深度を自在に変更できます。ミラーレス一眼の動画撮影では基本的に露出はカメラ任せなので、実絞りを変更すればカメラ側が勝手に上手いこと明るさを合わせてくれます(適正露出になるまでに若干タイムラグは生じるが許容範囲内)。

オールドレンズとミラーレス一眼の組み合わせで撮る動画は、これがまた最高に良い感じなので、機会があったら書きたいと思います。

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2011.05.25

NEX-5とYashica ML 21mm F3.5(3) 絞り値による変化を比較

F3.5(開放)

Ml21_35


F4

Ml21_4


F5.6

Ml21_56


F8

Ml21_8


F11

Ml21_11


F16

Ml21_16

例によって三脚を使わず、手持ちで絞りリングをカチカチと変えながら開放から最小絞りまで1段ずつ撮影したものです。開放F値がF3.5の超広角レンズなのでボケ方は少ないです。F8あたりから強烈な解像力を発揮します。コントラストはF11~16がベストなように感じますが、開放からF8までのふわっとした感じの調子も嫌いではありません。むしろ好き。

このレンズは被写界深度が深く、F8くらいであれば多少被写体が前後に動いてもピントが合うため、精密なピント合わせをしないで、あるいはピント合わせをしないどころか液晶を見ずに大体の距離でバシャバシャと撮っていてもピンを外すことが少ない。なので、子どもを撮るときに非常に重宝しているレンズです。

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2011.05.24

NEX-5とYashica ML 21mm F3.5(2) ざっくりインプレッション

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SONY NEX-5、Yashica ML 21mm f3.5(Y/C Mount adapter)

ヤシカ「ML 21mm F3.5」の続きです。「ML 21mm F3.5」はNEX-5/NEX-3に付けると31.5mm相当の広角域のレンズとなります。28mmと35mmのちょうど中間にあたるわけですが、どちらかというと28mmに近い撮り方になるかな~、という印象です。NEX-5の標準ズームレンズ「SEL1855」を最近全然使っておらず、もっぱら35mmや50mmのMFレンズを付けているので被写体を探す時も標準~中望遠で撮るつもりで距離を取ったりすることが多いのですが、このレンズはしっかりと広角域なので「そういえば広角レンズってこういう感じだった」と思い出し、急に被写体に近寄って行ったりします。気持ち悪いですね。

もともと21mmのレンズなので、絞り開放での周辺光量の落ち方は結構豪快なものがあります。といっても上のような画では全然わかりませんけど。あと、絞り開放では周辺で像が流れます。この辺りは21mmのレンズっていう感じがしますね。マイクロフォーサーズ機ではまだ試していませんが、イメージサークルがNEXより小さくなるマイクロフォーサーズでは、この辺りの問題も解消されそうな予感(そのかわり焦点距離が42mmになってしまうのが切ない)。なお、F5.6ではまだ周辺光量落ちや像の流れが若干感じられますが、F8まで絞るとほぼなくなります。

中央の解像力は強烈です。こりゃもう申し分ない。ツァイスレンズと比較しても(といっても同じ21mm同士で比較したわけではないのであくまで印象ですが)まったくひけをとりません。

上のたんぽぽの綿毛の写真は、確か絞り開放(F3.5)で撮ったような気がしますが、、、う~んむにゃむにゃもう食べられない。というのも、マウントアダプターをすでに活用しているマウントアダプタラーの方々はご承知かと思いますが、マウントアダプターを介してオールドレンズをミラーレス一眼に装着して撮ると、レンズの情報がカメラ側に伝わらない(接点もないしレンズが情報を持っていないこともある)ため、EXIF情報にはレンズの情報は何も残りません。どんな絞りで撮っても「f/1」と表記されますし、焦点距離もEXIFには「0mm」と記されます。なので、後から「あれ、この写真、どうやって撮ったっけ?」というどんくさい忘れっぽい自分にありがちな状況が訪れても、自分の記憶を辿るしかないのです。

なお、シャッタースピードや露出補正の有無など、カメラ側の設定値はEXIFにしっかり残っています。レンズに関する情報だけがない。なので、上の写真の絞り値を確認しようにもできないんですね~アッハッハ。もうここは笑っておこう。

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